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防災ラジオの選び方|元消防士が教える『停電でも情報が途切れない』1台の選び方

※ 本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。紹介する商品は、執筆者が現場経験をもとに調査・検討したうえで掲載しています。
災害でいちばん人を不安にさせるのは、「何が起きているかわからない」ことです。

大きな地震や台風の直後、スマホの電池が切れ、通信もつながらない——。そんなとき、最後まで情報を届けてくれるのが「ラジオ」です。

でも、いざ買おうとすると種類が多く、「手回し? 乾電池? ワイドFMって何?」と迷ってしまいます。

この記事では、消防歴15年の僕(ケン)が、総務省や消防庁の情報をもとに、停電・災害時に本当に使える防災ラジオの選び方を、できるだけやさしく整理します。

まもる(worry) まもる

今はスマホで何でも見られるし、わざわざラジオっているんですか?

ケン(nod) ケン

いい質問。スマホは便利だけど、停電で充電できなくなったり、回線が混んでつながらなくなることがある。ラジオは電池が少しあれば何時間も情報を拾える。「最後の情報源」として、1台あると安心なんだ。

この記事でわかること

なぜ防災に「ラジオ」が必要なのか

「スマホがあれば十分では?」と思う方は多いです。でも、災害の現場を見てきた経験から言うと、情報源は1つに頼らず、複数持っておくのが鉄則です。

国(内閣府・消防庁)も、災害時の情報収集手段として、スマホやテレビと並んでラジオを備えておくことを繰り返し呼びかけています。理由はシンプルです。

  • 停電に強い:乾電池や手回しで、電源がなくても使える
  • 通信障害に強い:電話やネットが混み合っても、ラジオの電波は別ルートで届く
  • 電池のもちがいい:スマホで動画を見るより、ラジオの方がずっと長く情報を拾える
  • ながら聞きできる:作業や避難の片付けをしながら、最新情報を耳で受け取れる
💡 プロのワンポイント

災害時、スマホは「連絡」と「家族の安否確認」のために電池を温存したいもの。情報収集はラジオに任せ、スマホのバッテリーを節約する——この役割分担が、現場目線ではとても理にかなっています。

防災ラジオの選び方|5つのチェックポイント

防災ラジオ選びで見るべきは、次の5つです。上から重要度が高い順に並べています。

①|電源方式(多電源タイプが安心)

最も大切なのが「どうやって電気を得るか」です。防災用なら、複数の電源方式に対応した「多電源タイプ」を選びましょう。

電源方式特徴
乾電池一番確実。予備電池さえあれば長く使える
手回し充電電池切れでも、ハンドルを回せば使える最後の手段
ソーラー充電晴れていれば電池を消耗せず使える
USB充電普段は充電して保管、いざというとき使う

理想は、この3つ以上に対応した1台。「乾電池+手回し+ソーラー」がそろっていれば、どんな状況でも情報を絶やしません。

②|ワイドFM(FM補完放送)に対応しているか

意外と見落とされがちですが、「ワイドFM」対応はほぼ必須です。

ワイドFM(FM補完放送)とは、AMラジオの番組を、雑音に強いFMの電波でも聴ける仕組みのこと(総務省が推進)。ビルの中や災害時でも受信が安定しやすく、近年はAM放送をワイドFMへ切り替える動きも進んでいます。

⚠️ 知っておいてほしいこと

ラジオ局の一部は、設備の老朽化などを理由にAM放送の終了・縮小を進めています。これからの防災ラジオは、ワイドFM(FM補完放送)対応が前提と考えてください。対応していないと、いざというとき肝心の放送が聴けない可能性があります。

③|スマホを充電できるか

防災ラジオの多くには、スマホへ給電できるUSB出力が付いています。手回しハンドルを回して、スマホに少しだけ充電——という使い方ができます。

ただし、手回しでの充電は「ほんの少し」しか貯まりません。あくまで緊急時の最後の手段と考え、メインの充電はモバイルバッテリーやポータブル電源に任せるのが現実的です。

④|ライト・サイズ・防水

停電時は、ラジオが明かりも兼ねてくれると便利です。多くの防災ラジオにLEDライトが付いています。

  • LEDライト付き:停電・夜間の避難で役立つ
  • コンパクト:防災リュックに入れても邪魔にならない
  • 防水・防滴:雨の中の避難や屋外でも安心

⑤|受信感度・操作のしやすさ

最後に、「ちゃんと受信できるか」「操作が簡単か」も大切です。安すぎる無名製品は、肝心の受信感度が弱いことがあります。

特に、高齢のご家族が使う可能性があるなら、ボタンが大きく、ダイヤルが回しやすいシンプルな機種がおすすめです。

まもる(surprise) まもる

「安ければいい」と思ってましたけど、受信できないと意味がないんですね…。

ケン(think) ケン

そう。いざというとき「電波が入らない」「操作がわからない」では困る。値段だけで選ばず、信頼できるメーカーの多電源タイプを選ぶのが、結局いちばん失敗しないんだ。

タイプ別・おすすめの選び方

選び方を踏まえて、「どんな人にどれが向くか」をまとめます。

  • まず1台、間違いないものが欲しい → 信頼できるメーカーの多電源タイプ
  • 持ち出し袋に入れたい → コンパクトで軽量なモデル
  • 高齢の親に渡したい → ボタンが大きくシンプルな機種

迷ったら、「多電源+ワイドFM+ライト+スマホ充電」がそろった定番モデルを選べば失敗しません。その代表が、ソニーの防災ラジオです。

迷ったらコレ|信頼のソニー製 ソニー ICF-B09 ポータブルラジオ(手回し・ソーラー・乾電池の多電源・ワイドFM・防滴)

ソニー ICF-B09 ポータブルラジオ(手回し・ソーラー・乾電池の多電源・ワイドFM・防滴)

プロの視点:手回し・ソーラー・乾電池の多電源に対応したソニーの定番防災ラジオ。ワイドFM対応で、ビル内や災害時でも受信が安定します。LEDライトとスマホへの給電機能も備え、「情報・明かり・少しの充電」を1台でカバー。防滴仕様なので雨の中の避難でも安心です。電気もネットも止まった状況で情報源を確保することは、命を守る第一歩。信頼のソニー品質で、まず1台そろえるならこれを選んでおけば間違いありません。

💡 ラジオは「停電対策」とセットで

防災ラジオは、停電への備え全体の一部です。スマホやライトを動かす電源の確保とあわせて考えると、より万全になります。詳しくは停電対策の記事もあわせてご覧ください。

失敗しないための注意点

最後に、防災ラジオでありがちな「失敗」を3つ。

1|電池を一緒に備えていない

ラジオ本体だけ買って満足してしまい、予備の乾電池を備えていないケースが多いです。本体と一緒に、予備電池も必ずセットで保管してください。

2|買ったきり、動作確認をしていない

長期間しまいっぱなしだと、いざというとき電池が液漏れしていた・壊れていたことがあります。年に1〜2回(防災の日などに)、電源を入れて音が出るか確認しましょう。

3|手回し充電に頼りすぎる

手回しでのスマホ充電は、思った以上に大変で、貯まる電力もわずかです。メインの充電はモバイルバッテリーに任せ、手回しは「最後の手段」と位置づけておきましょう。

まもる(happy) まもる

多電源でワイドFM対応のを選んで、予備電池も一緒に備えます!

ケン(happy) ケン

完璧だね。情報があるだけで、人は驚くほど落ち着けるんだ。家族のためにも、1台、備えておこう。

まとめ|「多電源+ワイドFM」が基本

ポイント要点
⭐⭐⭐電源方式は「乾電池+手回し+ソーラー」の多電源タイプを
⭐⭐⭐ワイドFM(FM補完放送)対応はほぼ必須
⭐⭐スマホ充電・LEDライト付きだとさらに便利
⭐⭐受信感度と操作のしやすさで、信頼メーカーを選ぶ
予備電池をセットで備え、年1〜2回は動作確認

防災ラジオは、「いちばん不安な瞬間」に、あなたと家族に情報を届けてくれる小さな相棒です。高価なものでなくてかまいません。多電源とワイドFMだけ押さえて、まず1台。それが、いざというときの安心につながります。

今日やること:家にラジオがあるか確認。なければ「多電源+ワイドFM」の1台を、防災リュックの近くに用意しましょう。

参考・出典

  • 総務省「ワイドFM(FM補完放送)について」 ― ワイドFMの仕組みと普及に関する出典。
  • 総務省消防庁「防災マニュアル ― 災害に対するそなえ」 ― 災害時の情報収集手段に関する根拠。
  • 内閣府 防災情報のページ ― 非常用持ち出し品・情報収集手段としてのラジオの位置づけ。
  • NHK「災害・防災情報」 ― 災害時のラジオ放送の役割に関する情報。

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ケン

元消防士|消防・救助・救急・日勤 計15年の現場経験を持つ防災ライター。現場を知る人間にしか書けない、リアルで実用的な防災情報を発信しています。